[豊田市(愛知県) 29日 ロイター]
-来年2月に開幕するソチ五輪のフィギュアスケートで
金メダルを目指す浅田真央選手(23)が、
愛知県豊田市のリンクでロイターのインタビューに応じ、
「集大成として自分の目指す演技をしたい」と意気込みを語った。
一時成績が振るわず、母親が亡くなったこともあり、
スランプに陥ったこともある浅田選手。
「(バンクーバー五輪後の)この3年間は悩んだし不安もあったが、
それがあったからこそ今があると思う」とコメント。
今の目標は、「最後まで滑りきる体力をつけることと、
満足のいくようにプログラムをこなすこと」だと語った。
また同世代のライバル、韓国のキム・ヨナ選手については
「彼女がいなければ自分も成長できなかったと思う。
切磋琢磨(せっさたくま)したことが自分のモチベーションにもなっていた」
と述べた。
銀メダルに終わったバンクーバー五輪後は基礎の見直しに専念し、
それが3年してようやく自分のものになりつつあるという。
「小さいころから(五輪の金メダルを)目標にしていたので、
バンクーバーでの自分の失敗が悔しかった」と振り返る。
ソチ五輪を最後に引退を表明している浅田選手だが、
「自分の集大成として、自分の目指している演技をすることが目標」と、
バンクーバーでの失敗をばねに、ソチでの活躍を誓った。
思い描く演技が出来、最高の笑顔が見れますように